青切りシークワーサー違いは何？収穫時期による特徴や違いと青切りシークワーサーが選ばれる理由

シークワーサーは、収穫時期によって色や味が違いまるで違う果実のようです。

緑色のものは青切りシークワーサーと言って、酸っぱくて苦いです。

赤色のものは完熟シークワーサーと言って、甘酸っぱくて美味しいです。

青切りシークワーサーは、酸っぱさと苦さが特徴で、完熟シークワーサーは、甘さと酸っぱさが特徴ですが、この味はビタミンCやカロテンという体に良いとされる成分がたくさん入っているからです。

また、クエン酸やノビレチンという成分がたくさん入っていて、疲れた体を元気にしてくれて老化防止や血圧を下げる効果があるといわれています。

青切りシークワーサーにはこのノビレチンという成分が完熟シークワーサーに比べて多く含まれていると言われていことから特に注目されています。

収穫時期によって呼び方が変わる

シークワーサーというのは沖縄方言で

シー(すっぱいもの)とクワーサー(食わせる＝食べさせる)

という意味で、正式には「ヒラミレモン」という日本名がつけられています。

ヒラミレモンは「平実レモン」という意味で、果実が平らでレモンに似ていることを表しています。

シークワーサーの収穫時期は8月から2月までですが、その時期によって違いがあり大きく「青切りシークワーサー」と「完熟シークワーサー」という2つの呼び方に分かれています。

「青切りシークワーサー」と「完熟シークワーサー」は色や味が変わります。

青切りシークワーサーの特徴

青切りシークワーサーは熟す前に収穫した青い果実のことで、酸味が強いのが特徴です。

普段私たちがイメージする緑色のシークワーサーは青切りシークワーサーです。

シークワーサーが沢山とれる沖縄ではお料理にもシークワーサーがよく使われます。

酢の物に入れてもおいしいですし私は泡盛に少し入れて飲むのが一番好きです！

青切りシークワーサーの収穫後、10月から12月中旬に収穫されるものは、黄色くなり始めて、酸味が少し和らぎます。

そして12月下旬から2月に収穫されるものは、赤く完熟して、甘みが増します。

この時期のシークワーサーが「完熟シークワーサー」と呼ばれています。

完熟シークワーサーの特徴

完熟シークワーサーはその名の通り完熟してから収穫されるため甘みが増して酸味が和らぎます。

沖縄に住んでいてもあまり見かけることがなくなかなか手に入りません。

完熟シークワーサーは「熟シークワーサー」と「黄金シークワーサー」とよばれることもあり、地域や品種によって呼び方が異なるようです。

熟シークワーサー：沖縄県では、完熟したシークワーサーを「熟シークワーサー」と呼び、青切りと対比するために使われています。
黄金シークワーサー：奄美群島では、完熟したシークワーサーを「黄金シークワーサー」と呼びます。この呼び方は、赤くなった果実の色が黄金色に見えることから来ています。

青切りシークワーサーが注目される理由

青切りシークワーサーが完熟シークワーサーより注目される理由は、以下のようなものがあります。

栄養価が高い

青切りシークワーサーは完熟シークワーサーよりも果皮にノビレチンやビタミンC などの栄養成分が豊富に含まれていると言われています。

用途が広い

青切りシークワーサーは、料理や酢の物などに使われるほか、泡盛やお茶に絞り汁を入れるなど、沖縄では、レモンの代わりに飲み物や料理に使われています。

青切りシークワーサーの皮ごと生搾りしたジュースは、無添加や保存料不使用の商品もあり、健康志向の人に人気があります。

旬が長い

青切りシークワーサーは、8月から9月に収穫されるもので、夏の終わりごろから多く出回ります。

完熟シークワーサーは、12月下旬から2月に収穫されるもので、冬季限定で数量も多く出回りません。

そのためた青切りシークワーサーの方が、完熟シークワーサーよりも量も多く長い期間楽しむことができます。